千葉県・茨城県 2005.05.10-12

[千葉県館山市] 2005.05.10



出発

2時間しか寝てないが大丈夫だろうか。

全ての準備は当日の朝であった。
たった2泊なので、普段のバッグと、紙袋1つだけである。

紙袋には、披露宴に来られなかった館山のおばあちゃんにあげるアルバム、カメラ、旦那から貰った『夏への扉』の文庫本が入っている。

何の制約も無いので、午前8時に自宅を出発し、適当に館山を目指す。



フェリーに乗る

東京湾を突っ切るフェリーに乗って行くことに。

水のある場所が好きなので、幼い頃から幾度と無く乗っている船なのに、かなり浮かれがちである。
家族で来るときはいつも車なので、久里浜駅は初めてだ。


最初の難関は、久里浜駅から久里浜港への道のりだった。
一応、駅の地図は見てから歩き出したのだが、どうも、方向が怪しい。


30分くらい歩いた挙句、おばさんに道を尋ねると、
「海は真逆ですね(笑)」と言われる。
「ですよね〜。山見えてますもんね〜(涙)」
 
途中でお参り(写真を撮って10秒で出てきただけ)をしたり、トンデモナイ色彩センスの、椰子の木オブジェに慄然としながら歩く。


かくして1時間ほどロスしつつ、豪華客船久里浜丸に乗船。

ジャック・ドーソンもしくは、ジャック・スパロウのような男子を探すが、居やしなかった。

        
船で出会いたいジャック1(イメージ)  船で出会いたいジャック2(イメージ)

しかし、大型犬には追いまわされた。
怖かった。
船上で放し飼いすんな!


いい天気だ!


セルフでニヤニヤ撮影しながら、気持ち良く(悪く?)船旅を楽しんでいると、母から電話。
「もう着いた?」
「まだ。」
「あんた、家出てから6時間経ってるけど?」
う・・・。6時間有れば、オーストラリア行けるね。


30分ほどで到着〜。


着岸!そして下船。



金谷から館山へ


アヤメと花菖蒲の違いが、ワカンナイのだが?

 
金谷港から、最寄りの浜金谷駅へ。
「ここでも迷うのかしら」とややブルーになっていると、あっさり駅発見。
いくら制約が無い旅とは言えども、今日はおばあちゃんの家にお世話になるので、到着が真夜中ではマズイわけだ。


今度は浜金谷で電車1時間待ち。
「1時間って!嘘でしょ!?」と思ったが、
3日間終わる頃には、あっさり馴れていたものだ。もはや「1時間待たなくていいならラッキー」くらいに。

 
そしてようやく館山到着。
駅の近くに、ホワホワなモンが生えてた。可愛いなぁ。


日が傾いてきた。ちょっと急がねば。


浜昼顔。


て・堤防?桟橋って言うんだっけ、これ?


海岸で写真を撮って遊んでいると、老夫婦がやって来て、自分の家を説明し始めた。
未だに、なんだったのか謎である。本当に・・・謎である。



祖母の家を訪ねる

祖母と叔母の住む家へ着くと、既に夕方6時半であった。

 
夕飯を頂き、祖母にアルバムを渡す。

叔母と午前まで飲みながら話す。
叔母さんは、びっくりするほど賢い。

最近、物事を良く見ていてよく解る人にはたくさん会えたが、解るのに黙っていられる人なんて余り見たこと無い。

黙ってればいいと思うわけでもないけど、自然な感じでそうなるってなんだか凄い。
なのに訊ねれば、滅多に出さないのに全然錆付いてないものという感じで、するする言葉が出てくるし。



ちょっと交通費を自分メモ。

新宿→品川 190円
品川→久里浜 1020円
久里浜港→金谷港(フェリー) 500円
浜金谷→館山 400円

や・安いよね。

[千葉県佐原市]