金沢 2006.10.22-10.25

[2日目 にし茶屋街、ひがし茶屋街など] 2005.10.22-25

にし茶屋街、寺町、室生犀星記念館

昨日ハードに歩きすぎたため、11時まで寝ても疲れが取れずぐったり。


金沢駅から片町行きのバスに乗り、犀川のほとりを歩いた。


やはり水の傍は良いなあ。

近くで入りたい店を見つけたが、数量限定のランチが終わっていて、また明日も来ることにした。


そのまま、にし茶屋街まで足を延ばしてみる。

高級そうな料亭などが多く、意外と狭い範囲の見どころだった。


更に、寺街まで歩く。

ほんとにお寺だらけ!


見つけたお寺を全部挙げてみると・・・、
願念寺
妙立寺
本長時
真長寺
徳龍寺
ちょっと犀川の方に戻って雨宝院。


妙立寺は忍者寺と呼ばれていて、堂内に落とし穴などが有るそう!
見学してみたかったが、ちょっと時間が合わなかった。


雨宝院も変わったお寺で、この「金」「金」ってなんかスゴいよね。

真長寺に書いて有ったおみくじの引き方への注意も面白かったなあ。
「二度引いてもダメです」!

このあと室生犀星記念館へ行った。

室生犀星と萩原朔太郎が終生の友人だったっていうのを知ってすごく意外だった。

犀星の生まれ育ちを知ると、妾の子供にして養家でかなりの苦労をしている。
にも関らず、紹介されている人柄や作品の一部から非常に健全な精神を感じた。

私は犀星をきちんと読んだ覚えが無いのだが、朔太郎はかつて読んだ事が有り、
非常に硬質で強い文体と裏腹に、脆弱な精神を感じて居たからだ。

そういうものかな、男女でもたまにこういうカップルっているものなあ。

入っている間に雨が降ったらしく、出たら地面が塗れていた。



ひがし茶屋街と藍染体験


香林坊まで歩いて戻り、そこからバスで橋場町へ。
浅野川をしばらく眺める。


この辺りの街並は良かった!
あまり管理されている感じがしないのが良い。


この建物は、15年前に来たときに通りがかったのをはっきり覚えている。
真冬で雪がちらついてたことも覚えている。


せっかく来たので何か体験して行こうと思い、藍染体験をさせてくれる店に入った。
(写真の場所ではありません)


とても親切なおねえさん二人に教えてもらってハンカチを作成。
ああ、完成品を撮るの忘れた!持って帰れるんだけど。
かかる時間は1時間程度。値段は1000円しなかったと思う。


もう暗くなってきてしまったので帰りのバスの事があり食事処を探すことにしたが、
このへんの街並は本当に風情が有って気に入ったので、ぜひまた来てみたい!



郷土料理を食べる


浅野川の方まで歩いてくると、豪雨!!
コンビニの傘では応戦できない。
しかしまたしても運良く東屋が近かったので、少し雨宿りをすると雨足は弱まった。


藍染体験のお店で評判を確認した「次平」というお店に向かった。


つき出しはばい貝。
楊枝を使ってクルリと身を出すのが楽しい。


お勧めを聞いて「じぶ煮」という鶏肉の煮物を頼んだ。
金沢ではどのお店でも置いてる名物的郷土料理らしい。
甘からい味でとろみがあり、鶏肉はふわっとして柔らかかった。


これは金時草。
海草かと思ったら野菜で、食べてみるとさっぱりした味でシャキシャキした歯ごたえ。


はす蒸し。
はすのすり身をふんわりと蒸してある。

ここは明らかに「美味しい店」!
しっかり目の味付けで、どれも美味しかった。
高くて美味しいなら当たり前だが、値段は1品600円くらいと夜向けのお店としては手ごろだった。


何故か最後になってお刺身。
鮪、鰆、イカ、ばい貝。

今日は色んな意味で贅沢な日だなあ。


お客さんは、雨でもあったせいか、地元の方ばかりだった。
遊んでくれた近くの飲み屋のおねえさん。


これまた遊んでくれたおじさんたち。
ブレブレ!


バス停までてくてく歩く。
ずいぶん長居してしまったけど帰りのバス大丈夫かなあ。


ギリギリセーフ!
貸し切り状態だ。

 
駅のベンチでカバンの中の携帯を探していたら、ホームレスに歌いかけられた。
延々とビートルズを歌ってくれるのだが、これが驚くほど上手い。

「し・仕事?お金欲しいのかな?」と思って訊いてみたら違うらしい。

それにしても私はホームレスにものすごくよく話しかけられるのだが、いったい・・・。

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