ドイツ(ベルリン・ドレスデン)・チェコ(プラハ) 2005.05.26-06.04

[ドレスデンからベルリンへ移動・観光にしくじる] 2005.06.01

ドイツのPV放映

のんびりと起きてシャワーを浴び、PVを流してるテレビ番組を観ながら身づくろいをする。
昨日、無理のある体勢で寝たので体が痛い。


このお姉さんの歌声と踊りカッコイイ!
誰?誰?
歌もクレジットも英語じゃなかった。

(後にShakiraの"La Tortura"と判明)

こっちのPVは、セクシーな女性が出てこないとお話にならないようだなぁ。なんて思いながら観ていると、
EMINEMの"Mockingbird"という曲が流れた。
ネタは捻ったものじゃないのに、このリアル感はいったい、なんなんだろうと、しばし釘付けになった。

それにしても、ヒットチャートは電子音満開だ。


さてご飯。
今日も美味しかった。



ドレスデンからベルリンへ

部屋へ帰って来て、夫に電話すると、
「ベルリンのツォー駅の真ん前に、爆撃されたままの状態で残された建物と、それに隣接した礼拝堂が有るらしい。
そして、それが凄いヴィジュアルらしいので観てはどうか」という内容のことを言われる。

ドイツには、ちょっと無理して連れて来てもらったので、たまには素直に従うことにする。

ドレスデン駅へ行き、「ベルリン行きのチケット」を購入。
電光掲示板を見に行くと、行き先がベルリンになっている表示がずっと先の時間まで無い。

鉄道員に尋ねると、途中で乗換えないとベルリンに着かないと言う。
のーりーかーえ−!?

窓口に戻って、乗り換える駅と時刻を確認。
「あからさまに旅行者なんだから、ヒトコト言ってくれたまえ!君!」

と、脳内でだけは強気だが、表の態度は常に弱気だ。
「サンキューベリマッチ!」

1時間待ち、乗車。


ガラガラ。


セルフで写真撮れる位ガラガラ。


トイレでも撮れる位ガラガラ。


「特急」って伝えるの忘れた・・・これ各駅だ。



虫歯

「その建物」は目の前だと聞いていたが、反対側に歩いてしまったらしく、ちっとも目の前になんか出てこない。
しかも、お手洗いに行きたいが、公衆トイレが見当たらず、右往左往して、寿司バーでお金を払ってお手洗いを借りる。

ウロウロ・イライラ・ウロウロ。
今日はお土産物屋に行きたかったのに。
ドレスデンで時間食うし、建物は見つからないし・・・。


・・・あ、「虫歯」だ。
あー!なんだよー!
これのことかよー!
これ、行きの飛行機でガイドブックで見て、これは「ナシ」だなって心に決めてたとこだよ!
「地元の人は「虫歯」と呼んでいる」っていうコメントだけ印象的で覚えてるよ。
うわーなんだか凄い腹が立つ!

あーもうキィーーーィッ!!
写真一枚撮ってとっととかえろっ!!

ここで私は腹が立った余り忘れていた。
場所は確認していなかったが、そこに隣接している教会こそは、私が「時間が有ったら、是非行こう」と付せんを貼っていた場所のひとつだったのだ・・・。

一人で決めてたら、絶対行ってた!
一人で今日の予定を決めてたら、ちゃんとガイドブック見て今日はどこ行こうって、その教会に行ってた!絶対!

なのに、「虫歯」なんか見ろって言ったり、駅のどまん前だって言うから、何も見ないで来て道に迷って虫歯なんか見て教会見そびれたじゃないか!
(後で調べたら、虫歯の正式名称は「カイザーヴィルヘルム記念教会」でした)

そのまま道端に寝転んで足をバタバタして怒りたかったが、お腹が空いてるからいけないのかもと思い直し、近くの店に入った。


中華料理と書かれたファーストフード店に入り、適当にオーダーしたら、シシカバブが出てきた!


このお店の人はとってもフレンドリーで、おかげで和む。
でも、どうして中華やろうと思ったんだろう?
とっても美味しいシシカバブを作れる人相じゃないか!


おばさんは、お店の人に「このお店って国際的ね!」と嬉しそうに言うと、
「こんにちは、私ワーグナーって言うの」と、話しかけてきた。

どこから来たとかどこに行ったとか、簡単な話をしながら、私は考えてしまう。
このおばさんは、今私が何をしてあげたら、おうちに帰って家族に嬉しそうに報告できるんだろうか?と。

私は、自分のこういうところが嫌だ。
素面だと、なかなか状況が楽しめない。

でも、話が出来てほんとに嬉しかったので、出来るだけ漢字をいっぱい使った、短いメッセージを書いて渡した。
「わ・あ・ぐ・な・あ」さんは、当て字で。

「ぐ」が「具」以外思いつかず、意味を説明するとき嘘ついて良い意味に変えちゃいましたゴメンナサーイ。



Parkidyll Hotel

今日からはまた、ベルリンの南東まで戻って、Parkidyll Hotelに2泊。

予約したウェブサイトの説明を見ると
「行き方:The bus 155 - Heinrich-Mann-Platz Stop」と書いてある。
住所も書いてあるが、駅からの距離感が全くつかめないし、バス停も見つからないので、タクシーに乗る。

思えば、先日泊まったあの親切なおじさんの宿に至っては、
「行き方:with car, bus or train」とだけ書いてあった。

「もしもし、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、そちらへはどうやって行けばいいんでしょうか」
「車か、バスか、電車で。」
電話ならそうなるのか!?

旅先でタクシーを乱用するのは、流儀に反するので・・・って誰の流儀だ?私のだ。
次に駅に向かう時は、絶対歩くことを誓い・・・って誰にだ?私にだ。


走りながら道順を速記。
直線が多いから解り難いと思われるが、1キロくらいの距離が有るのだ。

宿に着くと、サルマ・ハエック似の若いお母さんが、小さい子供と一生懸命働いていた。
とても働き者で親切で、ちょっと不器用って感じだった。

それを見て、私の夫はこんな我侭のごくつぶしと結婚して、不幸になったんじゃないかと突然不安になった。
が。即刻、深く考えないことに決めた。


部屋、ここも可愛い!

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