[ニ日目] ―既にホテルで往生の巻―


泊まったのは金星大飯店。
窓のように見えるのはまぁ謂わば、蛍光灯が壁に張り付いてるって状況です。
でも5000円にしちゃ清潔で良かった。タバコ臭くなかったし。

目を覚まし、九分に行く順路を確認した。

距離的に遠くは無いんだけど、MRTやら電車やらバスやら徒歩やらタクシーやら、予算と気合で組み合わせは無限大。

結局
ホテルの最寄り駅である双連からMRTで台北メインステーションへ。
台北メインステーションから徒歩で台北駅へ。
台北駅から各駅停車(普通は自強号という特急に乗るのがメジャーなルート)で瑞芳駅へ。
瑞芳駅バス停から路線バスで九分へ。

という道順を選択。


シングルなのに枕が二つ。枕元で全て操作できる照明など、モデルはまさに日本のラブホテルと思われる!


さて、張り切って部屋を出て鍵を、鍵・・・閉めたいんだけど。
ガチャガチャ。ガチャガチャ。
閉まらん。
鍵穴に鍵をさすだけと思われる、シンプルなつくりの鍵なんだけども。

「すみませ〜ん!(2階から叫ぶとフロントに声が届く)鍵の閉め方がわからなくって、えへへ」
「ボタンを押しながら鍵を閉めてね〜♪」

あら、これかしらね、ボタン。 ピンポーンピンポーン。
それはチャイムだ。
でもボタンってこれしか・・・。 ピンポーンピンポーン。ガチャガチャガチャ。

おじさん登場。
「内側からポチっとね。やー、この鍵は最新式だからわかりにくいよねー!」とおじさん。


問題の「最新式ドア」(内側)

                   



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