2005.05.16-31

05.16(1) そういうことだったのか!

千葉をゆるりと旅して、リフレッシュしたらやろうと思ってた。
ダイエット、メールの返信、料理の勉強、それにアレとかコレとか・・・。

しかし、いざ帰ってきても、どうもやる気が起きない。

リフレッシュしたハズなのに!?
・・・解った。

最初から、あんまりストレス無かったんだ〜。
ただの怠け癖だったよ!

今朝も旦那は朝帰りだった。
そして7時に眠り、11時起床。

私は昨夜12時前に寝たので、8時くらいに起きてしまい、暇を持て余す。
旦那が起きてから、昼過ぎまで、話をしたりベタベタしたりして過ごす。
すると突然「んじゃ会社行ってくる〜」ってあんた今日は日曜だよ!
しかし、本日も22時から試写らしい。

「今日は何の仕事なん?」
「● あ●●」
「演歌じゃん!」
普段はビジュアル系ばかりなのに、なぜ突然演歌!?

「ら・来週は名古屋行けるかな?」
「んー、来週も忙しそうだなぁ」

やれやれ。
やれやれなどと言いつつ、まいっか。な感じ。
旦那のことは大好きなので、私は多分ホントに淋しがりじゃないんだろう。



『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン)読了。

舞台は1970年代→2001年のアメリカ。SF小説。
本が書かれたのは60年代である。

未来として描かれている2001年が、今は既に過去なのが面白い。
ハインラインの想定より、現実はだいぶ進歩が遅れているようだ。

運命(フェイト)に挑んで切り開く力強さから、映画『ガタカ』を連想した。
『ガタカ』のほうが、人間をよく描いていて奥行きが有ったな。
その点、SFは彼の想定より進化した模様。
ちょっと癖のある翻訳文がいただけないものの、それなりに楽しめた。


05.16(2) 実家に帰らせていただきます

普通に。
ごく平穏に帰らせていただきます。

いい加減引越ししたいけど、家賃ももう払っているけど、旦那が忙しすぎて動けません。
今日も旦那が帰って来たのは朝の9時で、9時半にまぁた出勤したよ。
家に居たの30分だよ!

昨夜、同じくお引越し前の、yugenoさんのブログを拝見した。

へ・「平面図から鳥瞰図を作成」!?「部屋をメジャーで測る」!?「家具のレイアウトの準備」!?

いつも不安には思っていたのが、やはり私たちはバカ夫婦だった!
物件を半日で決めた上に、そのまま家賃払って放置しているのだ。
いったい、大学で住居学のゼミに居た私は何だったんだろう!?

なので、今朝30分だけ旦那に会った折に、利口そうな顔を作って言ってみた。
「ねえ、新しいお家の全部の寸法、測りに行った方が良いんじゃないかしら?」

すると旦那は、私が珍しく賢そうなことを言ったので、ちょっと感激していた(ように見えた)。
yugenoさん、ありがとう!

しかし、会うこともままならないこの2人、部屋を測れる日は来るんだろうか。

ま、私一人で行ってもいいんだけどね。
脚立と図面とメジャーくらい有ればいいのかな。
デジカメはいつも持ってるからオッケイだ!


05.16(3) 生む前に・・・

産む前に、少しは案じておきたい装置です。

本当にありがたい内容のコメントを見る前に、不動産屋に突撃してしまいました・・・。
読んでから行けばよかった!

そして、不動産屋(仲介屋?)は何故こうも柄が悪いのか。
こわいよー。

「あのぅ、●●不動産からの仲介していただいた、●●と申しますが・・・」
「ああ?で、何処のビルなのよ!?」

半べそをかきながら新居へ。

16時半から18半時まで、延々測る。
縦も横もと測っていると、意外と時間がかかる。

大まかな間取りと、天地、窓の縦横(窓枠有り・抜き・レール長)を測り、コンセントの位置をチェックし終わる。
そこで、時間いっぱい。
クローゼットについては、測れなかった。

測ってみて気づく。
この家、設計した人遊びすぎ!

何でこう、でこぼこが・・・。
んもおぉう!

結局実家帰れなかったよ!

そして、
タラとエノキとピーマンとラディッシュのホイル焼き
茄子の素揚げの生姜醤油(1個分)
新タマネギのスライスにドレッシング(1/2個分)
お米(少なめ)

を食べる。

一人で!!
旦那たまには夕飯までに帰れ!

お米の量も、コンビニのおにぎり1個の半分くらいにしてるのに、このメニューでどうして太るんだろう・・・。
おかず多いのかなぁ、運動足りないのかも。
お菓子は元々食べられないし、甘い飲み物も午後の紅茶が限界糖度なのに〜。

・・・あ。
さ・さけ?
今日は飲んでないよ?
昨日も!

酒飲んだ日って体重減るんだけどな。なんかの間違いかな!

酒だ酒、酒のバカ〜〜〜!
むしろ私のバカ・・・。



連続窓を測りながら、ふと思った。
「近代建築の五原則って、なんだっけ?」

連続窓、自由な平面、屋上庭園、自由なファサード・・・あと1個。

家に帰って調べたら、あとひとつが「ピロティ」だったことが解る。
惜しい!そのピロティこそが当てはまらない(五原則に当てはまって別に良いことは無い)。

そしてまた驚く。
「連続窓」じゃなくて、「ドミノシステム」って書いてあるよ!
え〜。私ぜったい「連続窓」って習ったよ?何コレ、時代のズレ?

そしてまた疑問が湧く。いつもひとつだけ思い出せないアレである。
「北方領土って、どこだっけ?」

・・・くなしり、えとろふ、はぼまい、しこたん!イケた!合ってる?

「あ、そう言えばバルト三国って・・・」
以下エンドレス。

こんなことばっかり解っても、クイズに強くなるだけだバカバカしい!


05.17 ソックリさん

旦那が、ウルフルズのジョン・B・チョッパーにそっくりなことに気がついた。
血が繋がっているとしか思えない。

装置は、似ている有名人が誰も居ないので面白くない。
こんだけ生きてると、いろいろ言われたことは有るものの、全く一本に絞られない。

その中で、自らちょっと解る気がするのは、岸本加世子くらいだ。
しかし、正直あんま嬉しくない。仮にも大女優さんなので、不平を言っては身の程知らずかもしれないが。

ウチの母は、チェリッシュの女の人に似ている(結構そっくり)が、目つきが戸川純なのでアブナイ。
そして、父は、親指に出目金の顔を描いた感じだ。
『うる星やつら』に出てくるチェリーという坊さんがデカくなった感じといっても良いかもしれない。

ダメだ・・・どういう遺伝をしても見目麗しい子供は望めない!

頼みの綱は、夏木マリ似の彼ママか。
頑張れ彼ママ遺伝子!

ちなみに彼パパも、ジョン・B・チョッパー・・・。

神様。
あの顔量産しすぎです!



昨日は、旦那が珍しく出て行った日のうちに帰ってきた。
23時30分。
ギリギリセーフだな!

2日間くらい仮眠しか取っていなかったので、早々に寝かす。
そして、7時半に起こし朝食を食べさせる。
8時に出社。

ん?結局一緒にゆっくりしてたのは、昨日も30分くらいかも。

早起きすると気分が良い。
あとから、ゆっくりご飯。

昨日の残りの茄子と、昨日の残りのエノキと、昨日の残りのタマネギと、朝食の残りの豚コマを、全部フライパンで焼く。全部生姜醤油で。

全然料理になってないが、ウマイ。
ひとりバーベキューだイエイ!

今日の夜は旦那とデート。
待ち合わせは22時!
遅っ!!


05.17 苛々している

この日記は、読む人をも苛立たせる可能性が有るので、恐れ入りますがご自分で判断の上読んでください。



神経が、ビシビシに張った弦みたいになってる。

夕方、旦那の家を出て、生活雑貨を買いに。

最寄駅駅前のスーパーで、ワゴンの中を物色していると、「すみません」と30代の男が話し掛けてきた。

変な事を言い出す奴は、大体一目でわかるのだが、万が一道を尋ねられるのだと悪いので、最初は必ず「はい(にこ)」と応えることにしている。

すると予想通り
「バスト、幾つだか教えてもらえますか?」
昼だよ?駅前だよ?

「ハァ?」と言って睨みながら、次の手を考える。
この時点で警察に引っ張って行くことも、人の居る白昼で、交番も近いので可能だ。
しかし、いまいち弱いな。どうせ説教で釈放だろう。私も時間取られるし。

睨んで居たら去るかと思い、睨み続けていたら、唇をワナワナさせ始めつつ、
「あのぅ、バスト・・・教えてくれないかなあ?へへ」
ダメだこいつ・・・ケツでも触ってくれりゃ、交番まで引きずって行くのに!
不愉快損だ!!

夜なら罵倒するが、昼間に自分も恥ずかしいので、仕方なく完全無視。
「怖い」って言って泣いてやればよかった!
こういう時、女は多分強くなるだけじゃダメだ。
毅然とできれば一番良いのだけれど、私自身小心者なので、極端な行動に出ないと自分を保てないのだ。とほほ。

ちなみに、一度胸揉んでケツ触ってきた男を交番に突き出したが、証拠が無いということで調書取るだけで釈放だった。
記録は残るので、無意味ではなかっただろうが。

イライライライラ・・・。

イライラすると、必ず思い出す、ことがある。

というか、結婚式の話を思い出すと、必ず思い出してイライラすることがある。
なんで楽しいはずのことを思い出すときに、そんなアホなことを思い出してイライラしなきゃいけないのかと、余計イライラする。
同時に、日記に何を書こうかと考えるとき(つまり毎日)、思い出してイライラすることがある。
もうそのことについては日記に書かないと書いた気がするが、3月半ばから、それはいまだ私のイライラに多大な貢献をしている。

イライラがそのことを思い出させ、何気ない日常の出来事が、そのことを思い出すきっかけになりイライラに変わるのだ。

さて、電車に乗って目的地到着。
すると、ラーメン屋の呼び込みが両サイドから。
くっだらねえお世辞言いやがって!
心にも無いお世辞は、陰湿な悪口と同じくらい嫌いだ。

イライライライラ・・・。

タオル3枚を購入し、やや気分上向き。
その後、Franc franc池袋店で、何故か「「バスマット」2500円」という値札のついた「ゴミ箱」をレジへ持って行く。
ま、万が一値段が違っても3000円位までならいっか。と。あんまり高ければやめよう。と。

すると、やはり値段ではなく商品名が違っていた模様。
なんとレジの女、黙って値札を外して、同じ商品のタグを探しに行き、何事も無かったかのように会計。3500円。

値札って言っても、タグではなくてクリップ式でデカデカ付いてたんだから、間違ってたなら何か確認するなり、謝るなり一言有るべき!
(同じ商品は、私がそれを持って来た所には、一点しか置いてなかったので、見比べられなかった)
結局買ったけど、最低。

「ネットで人の悪口を書く必要ないんじゃないか」という意見を3回ほど貰った事が有る。
そのうち2回は、その対象となる人物からだったので、支離滅裂な理屈に「何をバカな」と思いつつ、気持ちは解ったりしたが、残りの1回は理解に苦しんだ。

正直言って、とくに被害を受けているわけではなくも、不快感を持つ相手が居る。
何もそういう相手を、日記に書いて叩いているわけではないのだ。

つまり「あの人のここがキモ〜イ」とか「ああいうの、なんか許せない」とか言ってるんじゃなくて、相手がまともな道理に適って無いとしか思えなくて書いてたのだ。

しかも気軽に書いてるのではなく、法的な意味ではないが被害が有り、ホンットに頭に来ているのだ。
普段はここまでイライラして無いから、軽い感じに書いて解ってもらえなかったのかもしれない。

イライライライラ・・・。

電車に乗って帰ろうと、座席に座ると、隣の高校生、携帯でガンガン喋り始める。
この野郎・・・日本刀で切りつけるぞ。

帰って来て日記に吐き出し、ようやく落ち着く。


05.17(2) イライラ治った

治るの早過ぎ。
イライラの波自体は、まだ続くだろうけど。

夕方の日記は、あんなに感情的に書いて恥ずかしいと思う。
しかし、消さないで置こう。

相手が怒りを煽っても、爆弾投下してこない限り、私は極力自分を戦闘体制に入れないようにしている。
しかし、そのおかげで今までどれだけ、構えが遅れて痛い目に遭ったか。

別に戦おうという訳ではなく、緩すぎるガードを締めたいだけ。
自衛自衛。
なんかタイムリー。



で、今日はデート。

22時、旦那帰宅。
22時半に、近くのコンビに前で待ち合わせる。
待ち合わせるちゅうても、「待ち合わせ」がしたかっただけ。
同じ家を出て、違う道から合流。

一緒に家具なんか観てみたいけど、当然この時間にインテリアショップなどやっていないので、ドライブ。

吉祥寺で、沖縄料理を食べる。

ニンニクが丸ごと入った揚げ物で口を臭くし、
イカスミ焼きソバで、激しく口を黒くする。

食べ切れなかったイカスミ焼きソバで、皿に空想世界地図を作る。
黒い麺が、黒人。
ビールで洗って白くなった麺が白人。
さいの目のトマトが、黄色人種その他。
8割が黒人、1.5割強が黄色人種その他、だ。

絶対的少人数に対しては、異端とみなして迫害するより、脅威が無いのでむしろ保護的なのでは?などと話す。

「今、ノーパンなの」と言ってみる。
本当にノーパンにスカートだったが、本気にされなかった。

そして、「本当にヤバイ男」の人相を、説明する。
私が知る限り(3人くらい遭遇したことあり)、顔立ちが崩れておらず、というよりちょっと整っていて甘めの人相である。
そして、まばたきをしないのだ。
やや饒舌だが、無表情だ。
人の目をじっと見て話をするが、目よりも奥の辺りを見ている感じがする。

経験上、そういう人は本当にヤバイ。
「ムカつく」とか、「どうしよう」とかじゃなくて。
「この人間から、今すぐ、そして永久に逃げ出さないと、本当にヤバイ」と五感から感じる。

そんなのの前だと、情報掲示板で話題の人など、最悪は最悪でも小悪党である。

それにしても、イカスミの墨は黒過ぎた!
イカスミモノを食べたことが無かったので、まじびびった!

そして実家に送ってもらい、午前2時。
一日30分でも、「ここに居れば旦那が帰ってくる」と思うと安心するが、実家に帰ると急に不安になる。

なんて。
実家に居たら居たで、サイトも更新できるし、家のことも責任は無いので、ラクチンでいいんだ。
素っぴんで眠れるしね!


05.18 入籍完了!

ここ数日、期せずして旦那の家に居たため、デジカメの電池が切れて充電できないままでした。

キロクマニアRとしては、カメラが無いとかなり辛いです。
仕方が無いから、出来るだけ文字でキロクしていましたが。

たまには、大きく過去を振り返ってみたいと思います。
せっかくスキャナー買ったんで。
フィルム作品のために買った意味、既に半分は果たせなかったですが。
ちっ、また怒りが込み上げてきた!

気を取り直して。ハイ。



現在、旦那は38歳、装置は29歳です。


旦那、20歳のときの写真(1986年、このとき装置は11歳)。
見た目で音のジャンルが判らないよ!!!
本人的にはバカパンクだそう。代表曲は『淋病の小便小僧』。
学生バンドだから、勿論誰も知りません。


装置、24歳のときの写真(1999年、このとき旦那は33歳)。

ぷ。
このタイミングで出会っていたら、私たちはやはり一緒になっていたのだろうか?
や、時間軸的には大学生と小学生なわけだが・・・。

私は、両親・最初に付き合った人・旦那以外からは、余り人格の改変に至るほどの影響を受けていないので、イケたかも。

しかし旦那がなぁ・・・。
当時バカだったんだろうなぁ・・・。

私のは、ロックファッションに過ぎません。




派手(ロック系)化の途中経過。金髪直前。

この頃、派手な子と付き合い始めたからでしょう(一緒にサイパン行ったときの写真)。
とっても解りやすい。解りやす過ぎる!
ワンピースとbaby-Gっていう組み合わせに、時代を感じる(色が合ってない)!


これが「派手な子」。
上の金髪写真、もう殆ど形態模写してる!
身長も体重も同じだったので、服もときに共用。
会社で「後ろから見ると、どっちがどっちかワカラン」と言われてました。



過去のアルバムを見ると、学生生活終了以降、とにかく同一人物とは思えない服装の変遷をしている。

髪だけでも、茶髪は勿論、
真っ黒ショート、真っ黒ロングストレート、真っ黒ウェイブ(趣味悪い!)、
金髪ウェイブショート、ウェイブセミロング〜ロング、
赤毛ストレート、青毛(美川憲一と呼ばれていた)、などなど。

そりゃ勿論、女子なので「カワイイ格好したい!」程度には思います。
でも、ほんとコダワリが無いんで、こうコロコロ変えちゃうのでしょう。




今日の夕方は、とんでもなく禍々しい空の色だった。
これ、加工もしていない上に、ホワイトちゃんと取って撮った色。

家の中も全部、奇妙に黄色くなった。
この後、どんどん赤紫になって、すぐ藍色になった。


05.19 不二のグループ展に行く

不二のグループ展に顔を出しに、五反田へ。

五反田へ行くつもりが、いつの間にか池袋へ。
山手線反対周り乗っちゃったよ!
駅に迎えにきてくれた不二に、散々あほと言われる。
「ラリってんのか?」「シラフだよ!」



国内自然風景の写真は、余り好みのジャンルではないが、知っている人が出しているとなると、また面白味が有る。

そして風景写真に余り興味がないとは言え、ずば抜けて巧い人のは、やはり感動的だ。
撮ってる人の、手に汗を握りながらの夢中さと、冷静さを保つせめぎあいみたいなものを感じる。

風景畑の人が人物写真を撮る場合は、どうも狙いすぎでビミョだ。
不二のは、カメラやごっこ遊びを通して被写体と楽しんでるって感じがしてまた良い。写真と言うより、そのスタンスが好きだ。

他は、そんなにテクニカルに撮っていること自体が疑問だ。
撮る側の心の交感が、人よりカメラに向かっちゃってる感じが苦手だ。

途中、仕事を抜けたTAKEさんがやってきた。
作品を見た後、少し会場を出てお話し、TAKEさん仕事に戻る。

6時に展示終了。


不二と新宿へ。

丸井ONEに寄り、内装に驚く。テーマパークみたいだ!

タイ串焼き屋台クンパオに入る。
イエローカレーんまーーーーい!
食べたもの全部ウマイ。素敵。


酔っ払い三段活用その1 「イエローカレー激ウマ!」


酔っ払い三段活用その2 「パイナップリーナコーラ割り激ウマ!」


酔っ払い三段活用その3 「ウマいって幸せ激ウマー!」

隣に、スキンヘッドで、眼鏡を後頭側に引っ掛けたおじさんが座っている。
不二が一緒じゃなかったら、ぜったいぜったい頭に目を描かせてもらいに行っていたであろう。


写真を撮らせてもらうが、何も言う前から「撮るのはオッケイだけど、webには載せちゃダメヨ」と言われる。
でも後姿ならいいそうなのでこれで。
これだけ特徴的な後姿、知っている人が見たらすぐ分かってしまうような気がするが・・・。

そして「名前も言えないのだ!」と言う。
いったい何者だろう!

タイの話になり、犬巻カオルさんにガイドして貰ったと言うと、おじさま達何故か固まる。
なんでだ!?
いったい何が!?

私が彼女を知ったのは、相当ひょんなきっかけなのだが、後々彼女はタイに詳しい人なら殆どの人が知っている人物であることが判明している。

う〜ん。
タイの日本人社会は不思議だ。


05.20(1) 乾いたつま美味いか!?


今ユウカちゃんに会いに、旦那の家を出る。

新宿で落ち合う。

西新宿の外れに有るお店に入ると、周りが全員35歳以上のサラリーマンであった。
優しくてよく動くおばさんが、ほぼひとりでフロアを切り盛り。
健気系マドンナ。

まずは、ユウカちゃんの最近撮った写真を、デジカメのディスプレイで見せてもらう。
yugenoさんと旦那様の、見分けがつかず驚く。
髪型も奇麗な顔だちも眼鏡も、お・同じなんだけど!

そしてユウカちゃん、あなたはなんでそんなに謙虚なんだ!?
と、はたまた驚きながら、会話する。

お手洗いに立ったら、おじさんサラリーマンに「エクスキューズミー」と英語で話し掛けられ、またしても驚く。

甘えず、自分に厳しいユウカちゃんと話していると自分も身が引き締まるのだが、それと同時に甘ったれ過ぎたことをする他人にも腹が立ってしまう。

「こんなに可愛い女子がこんなにしっかりしているのに、なんなんだいい大人の男が」

ユウカちゃんがお手洗いに立った間に、言いたいことの有った相手にキレ気味で電話をする。
こっちが怒っていると、向こうも喧嘩腰である。

コレで解る。
この間私に謝っていたのは、やはり口先だけ。

「(私が電話をかけた)周りがうるさい」とか寝ぼけた事を言う。
あんたは仕事相手でも友達でもない。ただの迷惑な人なのでそんな気を使う気は無い!

近年、両親と恋人と痴漢以外で、ここまで直接的に怒ったのは、この人くらいだ。
もっと腹立たしいことや、やるせないことも有るが、それは相手が一方的に悪いとも言えないことが殆どである。

ユウカちゃん戻る。
聞き苦しい会話を少し聞かせてしまって、申し訳無い。

また、楽しくお話。
何故か楽しい話は、会話の内容を忘れる。
結構プライベートな話もしてくれたので、書いて良いのかどうかも難しいので割愛。

私は、現在一応主婦であるが、定職を持っていない。
それは、事情が有るので他人にどうのこうの言われたくも無いし、卑屈になることでもないと思う。
しかし、頑張って働く人(特に同性)にはやはり頭が下がるし、すごく尊敬する。

偉いなぁ、ユウカちゃん。ヒロちゃんも、マサコも、ナツコも、みんな偉い。居酒屋のおばさんも。

そして、3時間以上に及ぶトークの間にすっかり乾いた刺身のつまを、突然食べ始めるユウカちゃん。

もさもさ。
「お・おいしい〜!」

えー。

えーーー。

■快晴(5時20分ごろ夕日)


05.21(1) 読書

最近、本を読む時間が増えた。
別に読書家ではないので、ブームが去れば、また何年間も一冊も読まないのかもしれないが。

中高生の頃には、マックス読書ブームが来て、四六時中本を読んでいた。
化学の授業中に、宮沢賢治の詩を読んで号泣し、理由が解らない周りに心配されたことも有った。

  余談

  この時に、私が読んで号泣したのは『永訣の朝』である(『春と修羅』も好きだ)。
  そして今、『雨にも負けず』ってどういう詩だったかなぁと思い、
  ネットで読んでみた。

  思ったこと。
  「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ 」
  って、四号は食いすぎじゃね?
  しかし畑仕事をする人は炭水化物がたくさん必要なのだろう。

  「南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い」
  っていうのが凄い。
  現代に比べて、人の死に立ち会うことが日常だったとは思われるが、
  この言葉が出る人はそう居まい。
  自分が死にそうなら、確かにそう言ってもらいたいものだ。
  「大丈夫だ」とか「しっかりして」って言われても、
  大丈夫じゃないし!しっかりできないし!

その後、大学〜社会人生活で私が読んだ小説は、おそらく5冊程度。
高校卒業後は、本より現実の方がずーーーっと実になると、目から鱗の落ちる思いの毎日だったのだ。

その代わり、非合法麻薬について研究していたので、そういう参考文献は一杯読んだ。
(本質は麻薬であると言われている、アルコール・タバコ・テレビ・砂糖などは、私は問題にするつもりは無い)

やってないすよ!麻薬!脱法も含めて。
違うの。
大嫌いなの。
「敵を倒すにはまず敵を知れ」ってことだ。

因果なことに、現在私の周りには過去ジャンキーやリアルジャンキーの友人が数名。
弱い部分が愛すべき性質になっている人が存在するのだ。

読書のことに話を戻そう。
最近また、10年近く続いたお祭りみたいな毎日より、今求めてるのは自分の中に向かうことなんじゃないかと思い始めたのだ。

ただ、どっちかに決める必要も無いので、うまい事バランスよく行きたいな。

と言うわけで、今日から『昭和歌謡大全集』(村上龍)を読んでいる。
ヤバイ!これ面白い!
村上龍は当たり外れの落差が大きいが、これは当たりだ!

登場人物が言う。
「カメラが好きなのは、何かをフレームで切り取るより、何かに向けてシャッターを切ることでその何かを捨てているのだ(後略)」

この登場人物の真意は、この言葉だけ取ると少し違ったものになってしまうのだが、この言葉だけを取るなら、私が自分にカメラを向ける・向けてもらうことは、かなりコレに近い。

他にも色々有るけれども、[身軽になる]で書いているような感覚が有るので。

こんな発想の事言ってる人とは、会ったことが無いので、ちょっとビックリした。
先を読むのが楽しみだ。


05.21(2) 眩暈がするわ

昨夜は、旦那宅に泊まった。

家に上がったら、バッグから顔を出している、『かんたんドイツ語会話』をすかさず発見され、笑われた。

わーうるさいなうるさいな!
100円ショップダイソーで買ったんだもん張り切ってなんか居ないもん!

と、そんなタイミングで、不確定だったドイツ行きの決定を報告される。

旦那は10日間ほど行くようですが、私は適当。
チケットが安く取れる日程で行き・・・って26日からですって!?
なにあと5日じゃんよ!チケット取れんの?

携帯買い換えようかなぁ。国際対応のものに。



チャチャッと航空券買ってきました。
26日から来月の4日までにしました。

今日から緊急準備に入ります。
ああ時間無い!

安いチケットを探したが、それだとモスクワで一泊って言う恐ろしいトランジットが有る。
(勝手に、旧共産圏で超無愛想なイメージ)

ロンドン経由が良かったのだけど、高いのでアムステルダム経由にしました。

アムステルダム?オランダか。なんか自由で楽しそう・・・。
(勝手にソフトドラッグ合法・同性の結婚合法・安楽死合法のイメージ)

同行って言っても、現地で会えるのは2日間で、ホテルも何も全然別。
旦那は仕事でニュルンベルクのライブに行ってしまうそうなので、私はベルリンでボーっとして終わりでしょう。



今日、新宿の雑踏を歩いていたら、横断歩道の真ん中に、タオルが落ちてた。
バスタオル。

不思議な気持ちで見ていると、横を歩くカップルの男も、それをじーっと見て歩いていく。

彼氏「タオル要る?」
彼女「要らない」

「要る?」って!そこでその言葉はなかなか出てこない!ナイスセンス!
彼女が「欲しい」って言ったら、拾って恭しく差し出すのかしら!


05.21(2) 軽くお知らせ

[日々の泡]は携帯写真コンテンツになりました。

200×200にトリミングした写真(ピアス写真以外)は残しましたが、他は撤去。
追って、日記の過去ログに添付して再アップ予定。



こういうとこに居る人は、いったい何を考えて感じているのか想像も付かず、非常に気になる存在だ。

パリスさん出演のCM(でかめの音出ます)。

「金髪セクシービッチ美女」と「車」と「辛いハンバーガー」。
ベタだけど物凄いハズシが「お嬢様」。

うちの旦那が大嫌いなんだパリスさん。
ロマンチストな男性には、嫌な存在なのだろうか。

この人、数年前に、世界で一番宅配ピザの嘘注文が配達されたんでしょ?
いったいどんな悩みだよ!
想像できないよ、そんな苦悩!


05.22 旦那の実家へ

久しぶりの訪問で、やや緊張。

お邪魔してしばらくして、男子女子別れ、それぞれ台所と居間でお話。

うちの母親が、庭で育てた薔薇を持っていったのだが、それを見て感想を述べてくれるトモコさん。
「んま〜〜〜、ステキ〜。赤黒くってとっても綺麗(素で喜んでくれている)!」
ヤバイ面白い!

更に、
「Rちゃん色っぽ〜い。Gパンからパンツ見えてる」
「見えるなら可愛いの履いとくんだった!」
などと、訳の解らなさマックスで楽しい。

お父さんはテレビを観ながら、
「吹石一恵最高!」と興奮気味である。
「幼稚園(バスの運転をしている)は、若くて優しい女の先生がよりどりみどりだよ!」とも・・・。

うちの両親は、というか母が、かなり毒舌なので和む。

さっきも
「明日お客さんに出すサーモン少し食べなさい」と出してくれたので、
「おすそ分けありがとう」と言ったら、
「余った切れっ端だよ!」
って言われた・・・。


旦那宅で待ち合わせしていたので、行きがけに新居をチラ見した。
うーん、これくらい物が無い殺風景な部屋、好きだ。
(人の家は、ある程度雑然としているほうが、落ち着く)


旦那宅到着。
だから台所もいつも綺麗にしているわ。


「!!」
直後、ヨゴシの現場を発見してしまう。
どうやったらこんな酷いことが!

 
まじかよ!怒る気もしないよ!
注:ダンボールは、引越しのために用意されたものではない(中身全部本)。


まもなく、容疑者現れる。
ヒィ!私もヨゴされる(ヨゴして(はぁと))!

■曇りのち雨


05.23(1) ものすごい具合悪い

この間、倒れたときと似た感じだ。
息が切れて、ドキドキして、眩暈がひどい。

働いてた頃、階段のてっぺんで倒れて、20段以上落下したことあるんだよもー。嫌だわー。
その時はストレスが原因だったのだけど、今もなんか有るのかなあ。自分で解らない。



大事な約束を、ひとつ飛ばしてしまった。

旅行の準備と、旦那の実家(優しいご両親でもやはりかなり緊張)訪問で頭がいっぱいだったのだが、そんなの全然言い訳にならない。

どっち道、今日は具合が悪くて動けないが、事実は「忘れていた」なので、もう泣きたい。。。

■快晴(6:40ごろうっすら夕焼け)その後夕立。


05.23(2) ルートヴィヒ2世

ドイツに好きな歴史上の人物が居る。

ルートヴィヒ2世(イケメン)である。

18歳でバイエルンの王様になるが、なんだかんだで段々厭世的になり、人里離れたところに奇矯なお城を3つほど建てて、おとぎの世界にばかり心を寄せた。

それは国家の財政を圧迫するほどの出費となり、キチガイのお墨付きと共に幽閉され、湖で謎の死を遂げてしまう。

その城のキチガイっぷりがステキ過ぎるのだ。

ヴェルサイユ宮殿を思いっきりパクッたヘレンキームゼー城。
中世騎士伝説のモチーフを、宮殿中に再現したノイシュヴァインシュタイン城。

そして、装置が一番行きたかったのが、余り有名ではないリンダーホーフ城。

・正面の噴水、吹き上げること30メートル!王様やり過ぎ!!
・人工の鍾乳洞を作って、その中に金ピカ小船を浮かべてオペラを観たという裏庭。
・「魔法の食卓」ときたら、エレベーター式に料理の乗ったテーブルが下から上がってくるという仕掛け。
その他も見所色々。

この居たたまれなさが良いわ。
そういった意味で、他に好きなのがマイケルジャクソン。

大変残念なことに、ベルリンから、だいぶ遠いミュンヘンより更に離れているので、行けません。
帰る空港ミュンヘンにすればよかったよー!

ギリギリ過ぎたから仕方無いけど失敗した!
というか、出発が25日に早まりました。発狂。


05.24 慌しいっ!

「それじゃあ、ベルリンのコロムビアハッレで●月●日●時頃ね」って、そんなあんた、
「今日、新宿南口の花屋で6時ね」なノリで言われても!!

と言うわけで、準備に大忙しの一日だった。

以前書いたとおり、夫とは飛行機もホテルも違い、ほぼ別ルート別行動である。
しかも、行くことを知らされたのは出発の4日前だ。

新宿から家まで帰る途中で電車を間違えた今日の私(素面)が、果たして無事にドイツから帰ってくるんでしょうか。

さすがに心配なので、今回は新たな兵器を導入した!
国際電話対応の携帯電話だ。

しかし・・・使い方が、解らないのだ。
なんかメール2通くらい来てるけど読めないよ。

メールといえば、書き込みやメールの返事が、まるで出来ていなくてごめんなさい!
帰ったらまた!



今日の関東の雨。

午前中晴れていたのに、夕方になって激しく降った。
更に、一度完全に止んで、また激しく降った。

これは・・・今日、関東で盗まれた傘の本数は、凄いのではないだろうか。

かく言う私も、8時半ごろ旦那とショッピングモールを歩いている最中に、突然降られた。
私「傘、買おう!」
彼「あの傘はどう?」

その言葉と同時に、2人の視線の先にあったもの。
彼、店のドア左手の売り物の傘立て。
私、店のドア右手の、客用の傘立て。

えー、邪悪な気持ちはないって!
私右側歩いてたし、傘がないからてを額にかざしてて視界が狭くて!
ホントだってば!!


雨と雨の間。


05.25 やばいやばい!

余りに切羽詰まってきたので、ぼーっとしだしてしまいました。

症状としては、知り合いのサイトを一巡してしたあと、「mixiを眺める」「2ちゃんねるを眺める」など。
典型的なネット中毒患者の症状ですね。

すると、2ちゃんねるで、ふと我に帰るような書き込みを発見!

正確な内容は忘れたましたが、
「オッパイ出したネットアイドル」みたいな話題で、そーちについて「見えそうだけど見えない、多分脱がないだろう」みたいなことが書いてあったのです。
2ちゃんねる風に言うところの「小一時間」、ニヤニヤしちゃいしました。

ネネネットアイドル!
うわ〜、妻が30目前のネットアイドルでオッパイ出したりしたら、旦那的にイタ過ぎるだろう!
30目前で、ネット中毒でサイトに顔や生活を晒しまくってるだけでもイタいのに・・・。

カワイコちゃんに生まれ変わったら、20歳まででオッパイぴちぴちなうちに脱ぐことを約束します。




とりあえずパッキングは完了!
箱の中のものは手荷物。
せっかく整理して入れても、荷物が少なすぎて、縦にしたら寄っちゃう!寄り弁だ!

今、手に持っているカメラと、PCに差し込んだコンパクトフラッシュを、
忘 れ る な !



『昭和歌謡大全集』(村上龍)
読了。

面白かった!

主人公は、6人の少年グループと、6人のオバサングループである。
そのふたつのグループ間で、殺しの報復合戦が行われる。

この小説では、登場人物の名前とキャラクターを、即座にキッチリ合致させて読み始める必要が余りないように感じた。
(だから何。って、ちゃんと考えて書かなくてごめんなさい)

オバサンに至っては、勿論異なった名字を持つが、全員同じミドリという名前である。
それはまるで「おばさん」を6パターンに記号化したもののようで、最後はミドリという文字が「おばさん」に見えてきてしまった。

この小説は、比喩表現が執拗なまでに凝っている。
陰惨な状況の描写における時ほど、滑稽な状態から連想する表現(比喩に限らず)が用いられている。

例えば、「カトウ(爆死した男)は顔の下半分がなく、パーティー用のお面みたいになってしまっていた」など。

そして、これだけ意識的な修辞法を多用しているのに、いやらしいケレン味が出ないのは何故だろうか。

彼の描く滑稽さの本質が、媚びたウケ狙いではないからではないだろうか。
それが「死」であろうが、どうにもならない局面で人間は滑稽な姿を晒さざるを得ないことも、当たり前に有るんだという、シビアなツッコミだからではないのだろうか。

そしてそれが文章に、ハードで乾いた感じを与えている。



ってだから、本読んだり観想書いたりしてる場合じゃなくて!
行かなきゃ!

今夜出ますが、飛行機が飛ぶのは明日の明け方です。
いってきまーす。


05.25〜06.04 ドイツ旅行

[旅行記]コンテンツ内、ドイツ(ベルリン・ドレスデン)・チェコ(プラハ)編


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